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ガラスと線画の物語*第11話『黄昏』

2013年03月05日
story_11.jpg

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ねこ王国は今日ものんびり晴れもよう。

けれども、この国のねこ王様は
どんどんエスカレートするねこ王子のいたづらに
すっかりまいってしまって ため息ばかりをついているのでした。

ねこ王子もいたづらを思いついては 
みんなを驚かそうと奮闘するのですが 失敗してばかり。

「ねこ王子はおもしろいにゃあ たいくつがこわいんだってさ」

そのうち ねこ王国中の笑いものになっていました。


ねこ王子は海辺で沈む夕日をながめながら 
まるでこの世にひとりぼっちになったようで 
泣きだしそうになってしまいました。

そんな黄昏のとき、港に一隻のみなれない船がつき
中からのっそり大きなくまおじさんがあらわれました。

くまおじさんはお気に入りのパイプをくわえ、
ねこ王子をみつけると こういいました。

「君はたいくつがこわいようだね。ねこ王様からたよりをいただいて
やってきたんだよ。」

黄昏時のうす暗い港で、くまおじさんはパイプの煙をくゆらせながら
ゆっくりと話しました。

「ぼくは世界中を船で旅しているんだ。外の世界は危ないことがたくさんだし
とてもつらいことも多い。
それでもよかったら一緒に世界中をみてまわろう。」


ねこ王子は、あまりにうれしくてばんざいしました。

「たいくつなこの国なんて知るもんか。旅をして毎日冒険するんだ!」

そうしてくまおじさんの船に乗り、ねこ王国にお別れをいって
大きな海を出発しました。


「外の世界をみてみれば きっとこのねこ王国のすばらしさ,
みんなの優しさに気づくだろう」


くまおじさんは、星空を見上げながら ねこ王子にそう語りかけ
自分の旅してきた話をはじめるのでした。


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次回のキーワードは『仲良し』。
ガラス作品は バイオリン弾きの少年とことりのヘアゴムです。






みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年3月12日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆


☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
京都寺町雑貨屋パラルシルセの手作りブログ
ものづくりの箱庭
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