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ガラスと線画の物語*第18話『 湖 』

2013年04月23日
story_18.jpg

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深い深い森の奥にある湖に 
2羽の白鳥がひっそりと佇んでいました。

いつも静かな湖は 冬になると
厳しい寒さををすごすためにやってきた
うつくしい白鳥たちの群れでにぎわいます。

やがてあたたかくなり
とけだした雪のなかから ちいさな草花が芽吹きだしたころ、
春の気配とともに白鳥たちは故郷へと帰っていきます。

1羽、また1羽と飛び去っていくなか、
最後まで湖にとどまっているつがいの白鳥がいました。

『どうか無事で、故郷でまた会えますよう!』

そういって仲間たちは その2羽を心配しながらも
飛び立っていきました。


残った2羽は 
仲間たちと共に旅立てないのは心細く、とても不安でしたが
つがいの片われが羽根に傷を負っていたため、
一緒に飛び立つことはできなかったのです。

2羽は仲睦まじくお互いをいたわりながら、
あたたかな春をむかえました。

仲間たちがみな故郷へと旅立ってから もうずいぶんと時間がたちましたが
ゆっくりと傷が癒えるのを待っていました。

深い森の湖は
そんな2羽の白鳥をやさしく見守るように
今日も静かで穏やかです。

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次回のキーワードは『夢の国』。
ガラス作品は、女の子のヘアゴムです。




みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年4月30日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆


☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
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