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ガラスと線画の物語*第25話『こそこそ話』

2013年06月11日
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「みんな、なんの話をしているのかな?」

最近、ともだちのあいだで こそこそ話がはやっているのです。


あっちで こそこそ ないしょの話。

こっちで ぼしょぼしょ ひみつの話。


その男の子も 
みんなと一緒にこそこそ話のなかまに入りたかったのですが

耳もとでこしょこしょと話されると 
どうにもくすぐったくて笑ってしまいます。 

男の子があまりにくすぐったがるので、みんなは

「もうっ。ちっともこそこそ話ができないよ!」

そういって プンプンしていってしまうのでした。


男の子は みんなが楽しそうにこそこそ話をしているのを 
はなれたとこから つまらなさそうに眺めているしかありませんでした。

そこへ
いちばん仲良しのともだちが来ていいました。

「ねぇねぇ ぼくのとっておきのこそこそ話、ききたくない?」


男の子は、いちばん仲のいいともだちにまで
仲間はずれにされたくないなぁ。。とおもいましたが

「ぼくはくすぐったいから、こそこそ話できないんだ。」

ごめんね。 ともだちにそういうと
なんだか悲しくなってきて すこし涙がでてきました。


「それじゃあ きみのとっておきのこそこそ話、ぼくにきかせてよ。
そしたらぼくも聞かせてあげる」

そのともだちは、泣いてる男の子を元気づけるように
そういいました。


男の子は なにかとっておきのこそこそ話、なにか、なにか。。

いっしょうけんめい考えました。
そのともだちとは、いつもいろんな話をたくさんしていたので
なかなかひみつの話というのがみつからないのです。

「あっ、そうだ!」

男の子はとっておきのことを思い出し
まわりをキョロキョロうかがうと
ともだちの耳もとに手をあてて ちいさな声でいいました。


「あのね・・・」 


こそこそこそ。




おたがいのひみつの話が終わると
ふたりは目を輝かせ、急いでかけだしました。

こそこそ話は、ぐうぜんにも一緒で
そして、一番に知らせたかった相手も おなじでした。


どんなこそこそ話だったのでしょう。

それはふたりだけのひみつです。




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次回のキーワードは『お散歩』。
ガラス作品は、雨がっぱのバッグチャームです。




みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年6月18日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆



☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
京都寺町雑貨屋パラルシルセの手作りブログ
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