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ガラスと線画の物語*第42話『たくさん歩いた♪』

2013年10月08日
story_42.jpg

*****************

「おじいさん、おじいさんはどこ?」 

毎朝小屋にやってくる だいすきなおじいさんが
今日はどこにもみあたりません。

「おじいさん!おじいさーん!」

こぶたは小屋のまわりをはしりまわって大騒ぎ。


「やいこぶた!朝からぴいぴいうるさいぞ」

ねぶそくで不機嫌なあひるが
こぶたのおしりをくちばしでつっつきまわしました。

「おじいさんは病気で寝込んでいるんだから 
ここに来られるわけないだろ、ばかめ。」

こぶたはしょんぼりしながら、
それでも おじいさんに会いたくて
牛のおばさんに相談しにいきました。

「おじいさんに会って はやく元気になってねっていいたいんだ」

牛のおばさんは こぶたにやさしくこういいました。

「それはいいことね。
おじいさんの家にいくには あんたのちっちゃな足じゃあ
すこし遠いかもしれないけれど、きっとおじいさんは喜ぶにちがいないよ。」

こぶたは おじいさん家までの道を教えてもらい、
牛のおばさんにもらった栄養たっぷりのミルクを首にかけ、
まきばのみんなに見送られながら 出発しました。


ひつじの丘をこえたところにあるおじいさんの家は
まきばからそんなに距離はありませんが
短い足でトコトコ歩きのこぶたにとっては たしかに長い道のりでした。

それでもこぶたは
だいすきなおじいさんにはやく会いたくて

トコトコ トコトコ トコトコトコ

ただひたすら歩きます。

ひつじの丘のとちゅうにある おおきな木のしたで
こぶたはすこしくたびれて、すわりこんでしまいました。

すると、不機嫌なあひるがあとからやってきて
「やい、こんなところで休んでいたら あっというまに日が暮れてしまうぞ!」

こぶたのおしりを 何度もくちばしでつっついてせかします。

あひるがミルクを持ってくれたので
こぶたは足どりも軽く トットコトットコ進みました。

そうして
山のむこうに日が沈みかけたころ
こぶたとあひるは ようやくおじいさんの家にたどりつきました。


「おじいさん、おじいさん、今日はたくさん歩いたんだよ♪」

ベッドの上のおじいさんは こぶたの声におどろいて目を覚ましました。


おじいさんはあたたかいミルクを飲みながら 
こぶたをやさしくなでてあげました。

「おじいさん、はやく元気になってね。」

たくさん歩いたこぶたは おじいさんのそばでそうつぶやくと
プープーと寝息をたてるのでした。 

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パラルシルセより届けられた
次回のキーワードは『いつも一緒♪』
ガラス作品は、しろくまくろくま皮ひもペンダントです。







みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年10月15日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆



☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
京都寺町雑貨屋パラルシルセの手作りブログ
ものづくりの箱庭
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