ガラスと線画の物語*第45話『おいしいごはん』

2013年10月29日
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金木犀の香りがたちこめる 秋のはじまりのころ、

オレンジ色の屋根の上に
たくさんのすずめたちがやってきました。

チュン チュン ピヨヨ 
チチチチチ・・

屋根の上は、はらぺこすずめでおおにぎわい。

澄みわたった青空にかがやく 黄金色の田んぼでは
おじいさんが稲刈りにおおいそがし。

すずめたちはそのようすを オレンジ屋根の上から
まだか まだかと見守っているのでした。

やがて
黄金色に実った稲は すっかり刈り取られ
おじいさんはやれやれと一服しながら すずめたちに声をかけます。

「さぁさぁ、たんとお食べ」

おじいさんの声を待ちわびていたすずめたちは
いっせいに刈りたての田んぼめがけて降り立ち、
こぼれたお米をいただきます。

「年にいちどのおいしいごはん!」

「これは これは」

「今年もみごとなできばえで」


チュンチュンチュン ピチピチ チチチ


たらふくお米をいただいくすずめたちは 
たちかわりいれかわり オレンジ屋根と田んぼを
いったりきたりのおおいそがし。

刈入れが終わった田んぼは しばらくはこうやって
すずめたちでおおにぎわいの日々です。


おじいさんは満足そうにその様子をながめながら

また来年も こうやって田んぼがにぎわうことを祈るのでした。


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昔から雀は吉鳥とされています。
膨ら雀=福良雀(ふくらすずめ)として五穀豊穣、縁起のよいもの。

おこめをたべてふっくら丸々 その年の豊かさを象徴している鳥なんですね~

身近な野鳥で すずめが一番すきです。*^^



パラルシルセより届けられた
次回のキーワードは『霧の向こう』
ガラス作品は、お城のペンダントです。









みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年11月5日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆



☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
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