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ガラスと線画の物語*第50話『遠い場所』

2013年12月03日
story_50.jpg

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しんと静まりかえるつめたい夜

オオカミさんが 
星のまたたく冬の夜空をながめているときのことでした。

黒い影をのこした山々のむこうから
だれかの遠吠えがきこえてきます。

「おや。これはめずらしい」

冬の澄んだ冷たい空気は 
ときどき、はるか遠い場所のだれかの声までも運んできます。

オオカミさんは目を閉じて
ぴんとはりつめた耳をすまします。

とぎれとぎれに聞こえてくるその声は
なぜか とてもなつかしくて 
鼻がつんと痛くなりました。

オオカミさんは
今はもう、どこにもなくなってしまった 
生まれ育った場所のことを思い出しながら

夜空にむかって 遠吠えをひとつ返しました。


「帰りたいなぁ 元気だよ」 


冬の澄んだつめたい空気は 
遠い場所で呼びかける誰かの声をきっと運んでくれます。

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パラルシルセより届けられた
次回のキーワードは『幸せな時間♪』。
ガラス作品は、三日月くんと一番星くんのペンダントです。






みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年12月10日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆



☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
京都寺町雑貨屋パラルシルセの手作りブログ
ものづくりの箱庭
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