ガラスと線画の物語*第52話『待ち遠しいね♪』

2013年12月17日
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「今年もこの季節がやってきましたね」

あたたかな暖炉のそばで
トナカイさんは あちらこちらにできたプレゼントの山をチェックしながら
いいました。

「いつも手伝いありがとう。どれ、ここらですこし休憩しようか」

よっこいしょ。

まっしろで立派なひげをたくわえたおじいさんが
暖炉の前のいすに腰かけます。

トナカイさんはあたたかいスープが入ったカップを
おじいさんに渡し、一緒にひと息つくのでした。



おじいさんはめがねをずらしてテーブルにこれまた山積みになった
手紙を読みながら
去年のことを思い出していました。

「去年の今頃も たくさんの手紙とプレゼントに埋もれてたが、
なかなかこの準備というのは毎回大変な思いをするのう。
お前たちが手伝ってくれなかったら きっと間にあわんだろうて」

そういいながら笑うおじいさんに
トナカイさんは こういいました。

「わたしは毎年、このプレゼントと手紙のやまに埋もれながら
あなたをお手伝いできるのがうれしいですよ。
毎日、出発までの日にちを数えるのがたのしくって。」

おじいさんと一緒に世界中のいろんな場所へいけること

空からみおろした、あたたかそうな家や街のあかりが
きらきらと輝くようすは
忙しさなんて忘れるくらい美しいこと

そして
たくさんのこどもたちが待っていてくれること


「ああ、待ち遠しいなぁ。」

「待ち遠しいですね。」



もうすぐクリスマス


イブの夜に出発するサンタクロースとトナカイさんは

そんなことを話しながら 準備をすすめていますよ。


☆つづく☆

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お話は
次回の最終話につづきます。

この企画がスタートしてからちょうど1年めとなるクリスマスイヴの日。
プレゼントを配るサンタさんがついでに届けてくれた不思議な絵本。
最後のページはどんな物語になるでしょう。
楽しんでいただけたら幸いです☆



パラルシルセより届けられた
次回のキーワードは『Happy X'mas‼』。
ガラス作品は、窓辺の皮ひもペンダントです。







みなさんはこのテーマでどんなお話を想像されるでしょうか。
次回は2013年12月24日(火)18時にお届けします。
お楽しみに☆



☆この企画は毎週火曜日18時 2つのブログで同時更新しています☆
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